ルリユール書店 in Tuzumi 2023 冬
室積市場ん常設店舗「つゞみ」店内にて「思季の本」と題した本の展示企画を行っています。この度、本の入れ替えを行い冬バージョンとなりました。期間中は本を手に取って閲覧できます。
以下にご紹介いたしますので、ぜひ見にいらしてください。
【『かえるの哲学』アーノルド・ローベル・著三木卓・訳】
【『絵本の春』泉鏡花著/金井田英津子画】
築約170年の建物の、特別な空気の中で、素敵な本たちとの出会いを楽しんでいただけたらと思います。
※本は企画展示用、販売はしていません。
※2023年1月より月曜日が定休日となりました。月曜日以外は営業しています。
※火曜日はマルシェ開催(9時~12時)
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選書・文書:ルリユール書店(reliure_shoten@outlook.com)
企画:中野佳裕(立教大学21世紀社会デザイン研究科)
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ルリユール書店について
■公式WEBサイト:https://reliureshoten.com/
■展示についてのご紹介:https://reliureshoten.com/quatresaisons23hiver/
■Instagram:librairie_reliure
【『思季の本・Quatre saisons des pensées』展示本リスト】
雪・年の初め | - |
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『月のこよみ2023』 誠文堂新光社 | 毎月の月の満ち欠けや月の呼び名、旧暦や二十四節気、そして毎月の星座などが書かれた本。日々の体の調子を整えたり、アウトドアに持ち歩いても良さそうです。デザインもすてきなので、毎年家に置いておきたくなります。 |
『ゆきのけっしょう』 武田康男/小杉みのり 岩崎書店 | 空から地上に落ちてくるまでの雪の結晶の変化、形のヴァリエーション、大きさなどを美しい写真で物語にしています。結晶の実物の大きさも示されていて、自分でも身の回りで探してみたくなります。 |
『中谷宇吉郎雪を作る話』 中谷宇吉郎 平凡社 | 「雪は天から送られた手紙である」という美しい言葉で知られる物理学者の中谷宇吉郎。雪の話をはじめ、「天地創造の話」「イグアノドンの唄」など中谷の文章の魅力に触れる代表作を収録。中谷も外套などに舞い降りた雪の中から結晶を探してみようと呼びかけています。装幀も美しいSTANDARDBOOKシリーズの一冊です。 |
『はじめまして農民芸術』 宮村真一・小笠原正 グラフィック社 | 昭和初期に農民たちが自ら木工作品を作り販売する活動が長野県を中心に始まりました。農民たちの日々の仕事姿などを木工で表現し、素朴さと可愛らしさでその活動が全国に広がっていきました。山口県も紹介されています。 |
『絵本の春』 泉鏡花著/金井田英津子画 朝日出版社 | 北陸の古いお屋敷で少年が出会う艶やか女性とその街で過去に起きた出来事がいくつも重なり、不思議な物語の空気が漂います。漆黒と選び抜かれた色使いの美しい版画が鏡花の迷宮へ誘います。 |
雪のファンタジー(幻想) | - |
『注文の多い料理店』(新選名著復刻全集) 宮澤賢治 日本近代文学館 | 菊地武雄の挿画装幀、杜陵出版部版、大正13年(1924年)刊行の復刻版です。 復刻版の刊行は1970年。詩のように美しい序文もぜひ読んでいただきたいです。 |
『クマのプーさん展公式図録百町森のうた』 ブルーシープ | 2022年に東京や名古屋で開催された展覧会の図録。色鮮やかな原画の数々をめくると雪景色も多く、登場人物たちの姿が愛らしいです。梨木香歩の寄稿文「森のなかを行こう」を収録。 |
『かえるの哲学』 アーノルド・ローベル・著三木卓・訳 ブルーシープ | おなじみの「かえるくんとがまくん」シリーズから、二人ならではの哲学が抜き出された手のひらサイズの本です。原文と翻訳が両方楽しめます。 |
『ぐりとぐらのたまご』 ブルーシープ | 「ぐりとぐら」シリーズの中から料理・食器・草花などのテーマごとに作品の秘密に迫る、かわいらしい小さな本。大人になってもう一度シリーズを集めたくなります。 |
食の素材 | - |
『麹本KOJIforLIFE』 ながじ農山漁村文化協会 | 麹づくりから甘酒やどぶろくなどの作り方などを紹介。世界各地で麹づくりを伝授してきた著者による、日英バイリンガルの本。カラー写真も多数収録。 |
『塩の料理帖』 角田真秀 誠文堂新光社 | 食材の力を最大限に活かす塩だけレシピや、塩漬け・塩もみ・塩ゆで、フレーバー塩まで様々な料理法や保存方法をレシピと共に紹介。巻末に赤穂の塩づくりや文化についてのレポートも収録。 |
『手づくりのすすめ増補改訂版』 編著・自然食通信編集部+小玉光子+八田尚子/彫・宮代一義 自然食通信社 | 味噌や麹、お茶、かまぼこや酢、醤油まで基本的な食べ物を手づくりする各地の人々との交流・取材から生まれ、40年以上読み継がれてきた本です。四季に分けられた一つずつの食材のレシピに味わい深い版画が添えられ、文章も読みごたえがあります。 |
『日本の美しい酒蔵』 木下光/東野友信/前谷吉伸 エクスナレッジ | 文化財級の建物をはじめ、日本の酒蔵を建築的視点から紹介し、その魅力を伝えるビジュアルブック。山口県では八百新酒造(雁木)、旭酒造(獺祭)、永山本家酒造場(貴)が紹介されています。 |
職人の仕事 | - |
『和ろうそくは、つなぐ』 大西暢夫 アリス館 | 和ろうそくづくりで生まれる蠟のしぼりカスは藍染職人さんのもとへ。そしてそこで生まれる灰もまた次の職人さんのもとへ…和ろうそくがつなぐ職人たちの世界と、植物や生き物そして大地や人間が結びついた世界が見えてきます。 |
『小さきものの近代』 渡辺京二 弦書房 | 世界史的な出来事として日本の幕末維新をとらえ、百姓や商人、女性、敗れた幕府方の役人などから近代を見つめます。文献から浮かび上がってくる有名無名の人々の姿が、過去・現在・未来を考える手がかりとなりそうです。 |
『柚木沙弥郎life・LIFE』 柚木沙弥郎 ブルーシープ | 染色家、柚木沙弥郎の1969年から2020年までの作品を全図と原寸大ともに写真に収めた美しい作品集。縦42cm・横26cmという特殊な大きさの造本になっており、本としての圧倒的な存在感を発揮しています。代表作から絵本や手作りの玩具などを通して、伸びやかな精神が伝わってきます。 |
『星に絵本を繋ぐ』 井上奈奈 雷鳥社 | 装幀の美しさで目を引く数多くの絵本など手掛ける著者が装幀家や印刷職人を訪ね歩いて、美しい本ができるまでを追った書籍です。いま日本での装幀の最先端に触れることができ、この本自体の装幀も美しいです。 |

「ゆきのけっしょう」ほか

ぐりとぐらのたまご

塩の教科書

麹本

手づくりのすすめ

和ろうそくは、つなぐ

春と修羅

小さきものの近代 1

星に絵本を繋ぐ
ルリユール書店 in Tuzumi 2022秋
室積市場ん常設店舗「つゞみ」店内にて「思季の本」と題した本の展示企画を行っています。この度、本の入れ替えを行い秋バージョンとなりました。期間中は本を手に取って閲覧できます。
以下にご紹介いたしますので、ぜひ見にいらしてください。
【『地魚の文化史』太田雅士】
【『豆本シリーズ画本虫撰』喜多川歌麿】
築約170年の建物の、特別な空気の中で、素敵な本たちとの出会いを楽しんでいただけたらと思います。
※本は企画展示用、販売はしていません。
つゞみは金・土・日・月の10時から16時まで営業しています。
※2023年1月より月曜日が定休日となりました。月曜日以外は営業しています。
※火曜日はマルシェ開催(9時~12時)
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選書・文書:ルリユール書店(reliure_shoten@outlook.com)
企画:中野佳裕(立教大学21世紀社会デザイン研究科)
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ルリユール書店について
■公式WEBサイト:https://reliureshoten.com/
■展示についてのご紹介:https://reliureshoten.com/quatresaison-22automne/
■Instagram:librairie_reliure
【『思季の本・Quatre saisons des pensées』展示本リスト】
染色・着物 | - |
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『つむぎおりアルス版』 志村ふくみ 求龍堂 2016年 | 染織家、志村ふくみの作品と文章を集成した大判の作品集。余白を贅沢にとったレイアウトで、作品の美しさと気品ある文章にゆったりと出合うことができます。下記の四つのテーマに分かれて構成されています。 Iあはれえまき〈ふくみ源氏〉(源氏物語をテーマにした着物) Ⅱにほひしらみ(闇に匂いたつ光を表現した着物) Ⅲかなたこなた(世界の物語や詩歌を織り込んだ着物) Ⅳをかしおといろ(色と音を表現した着物) |
『たまゆらの道正倉院からペルシャへ』 志村ふくみ/志村洋子 世界文化社 2001年 | 藍建てに興味を持ち、母のふくみと共に染織の道を歩む志村洋子。京都にて親子で都機工房を構えています。母娘それぞれの染織のルーツ、基点となった作品や情景が語られています。また日本各地の神社仏閣やペルシャなどを巡り、世界の染織・手工芸と出会う旅の記録の本となっています。 |
『柚木沙弥郎life・LIFE』 柚木沙弥郎 ブルーシープ 2021年 | 染色家、柚木沙弥郎の1969年から2020年までの作品を、全図と原寸大ともに写真に収めた美しい作品集。縦42cm・横26cmという特殊な大きさの造本になっており、本としての圧倒的な存在感を発揮しています。柳宗悦の「民藝」に出会い、染色家の芹沢銈介に師事し、今年で100歳を迎えた柚木。代表作から絵本や手作りの玩具などを通して、伸びやかな精神が伝わってきます。 |
『柚木沙弥郎tomorrow』 柚木沙弥郎/大島忠智 ブルーシープ 2022年 | インテリアブランド「イデー」にて、柚木の作品を通じて豊かな暮らしを提案する大島忠智。柚木の出会いや「草の根運動」と名付けられた思想と実践を紹介する小さな本です。衣服や家具などを通して日々の暮らしをどう美しいものにしていくか、海外での体験などを交えて語られます。 |
『着物の文様とその見方』 似内惠子 誠文堂新光社 2013年 | 大正・昭和の古い着物や帯の文様と、その文様の意味や格付け・時代背景・由来などがわかるビジュアルブックです。美しい古い着物を見る楽しい図鑑的な位置づけと、それに加え季節による絵柄の使い分けや当時の歴史、さらに絵柄に関連した和歌や風景、花などの知識などが解説されています。解説には英字も併記されています。 |
里山 | - |
『落ち葉』 平山和子/平山英三 福音館書店 2005年 | 長野県の黒姫山のふもとに住む著者は、ある日拾った一枚の落ち葉の美しさに魅了されます。落ち葉を水彩絵具で描いていくと、ますますその美しさと多様性に気がついていきました。落ち葉の色や形、大きさ、虫食いの様子など細やかに美しく描かれ、読者も秋の野山を散策しているような気持ちになります。 |
『四季の野草リース』 辻典子 世界文化社 2018年 | 京都大原で野草のリースを作り続ける著者による、四季のリースの作り方の本。秋はすすき、えのころぐさ、ほおずきなどのリースの作り方が紹介されています。夕日を浴びて輝く金えのころぐさや、河原の野ばらなど大原の美しい四季の景色が写真に収められています。著者は同じ大原在住のハーブ研究家のベニシアさんとも交流のある方です。 |
『旅の絵本』安野光雅 福音館書店 1977年 | 一頭の馬に乗った旅人が中世ヨーロッパを思わせる森や田園、村や街を旅する様子が描かれます。各ページのどこに旅人がいるか探して子供も大人も楽しめる絵本です。村人たちの暮らしや仕事ぶり、建物の造りなどが水彩画で美しく描かれ、時を忘れさせてくれる絵本です。 |
『豆本シリーズ画本虫撰』 喜多川歌麿 芸艸堂 2012年 | 江戸狂歌に添えて、歌麿が可憐な草花と色々な虫を流麗な筆致で描いた原本を豆本で復刻。京都の出版社による手製本による豆本シリーズの一冊です。 |
食文化 | - |
『日本の美しい酒蔵』 木下光/東野友信/前谷吉伸 エクスナレッジ 2018年 | 文化財級の建物をはじめ、日本の酒蔵を建築的視点から紹介し、その魅力を伝えるビジュアルブック。山口県では八百新酒造(雁木)、旭酒造(獺祭)、永山本家酒造場(貴)が紹介されています。 |
『地魚の文化史』 太田雅士 創元社 | 大阪湾、瀬戸内海を中心にした地魚の魅力を漁獲・加工・流通・料理から探求した本です。地域の商慣習や歴史も紹介し、多角的に地魚について知ることができます。 |
『きのこのなぐさめ』 ロン・リット・ウーン/枇谷玲子・中村冬美訳 みすず書房 2019年 | マレーシア人の著者は文化人類学を学ぶために留学したノルウェーで将来の夫と出会い、30年以上を過ごします。深く愛し合っていた二人でしたが、夫はある日突然亡くなってします。絶望の淵にいた著者は二人で行ってみたいと言っていた、きのこ講座にふと参加してみたことでそれまで知らなかったきのこの不思議な世界に導かれていきます。 鮮やかなノルウェーのきのこの写真や、きのこレシピも掲載。 |

『きのこのなぐさめ』

『たまゆらの道 正倉院からペルシャへ』

『つむぎおり アルス版』

『四季の野草リース』

『着物の文様とその見方』

『日本の美しい酒蔵』

『柚木沙弥郎 life・LIFE』

『柚木沙弥郎 life・LIFE』

『柚木沙弥郎 tomorrow』

『落ち葉』

『旅の絵本』
ルリユール書店 in Tuzumi 2022夏
室積市場ん常設店舗「つゞみ」店内にて「思季の本」と題した本の展示企画を行っています。この度、本の入れ替えを行っていただきました。期間中は本を手に取って閲覧できます。
以下にご紹介いたしますので、ぜひ見にいらしてください。
『新作能「沖宮」イメージブック魂の花‐緋の舟にのせて』
つゞみ店内で、普通の書店やインターネット書店では、なかなか見ることのできない本を、実際に手に取ってみることができます。※本は企画展示用、販売はしていません。
『セント・キルダの子』
本好き、文学好き、デザイン好き、いろんな視点で楽しんでいだけます。明治~大正~昭和初期の文学作品の復刻本も展示されており、そちらはヴィンテージグラフィックデザインとしてご覧になるのも楽しいですよ。
『伝藤原行成筆関戸本古今集』
つゞみは金・土・日・月の10時から16時まで営業しています。
※火曜日はマルシェ開催(9時~12時)
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選書:ルリユール書店(reliure_shoten@outlook.com)
企画:中野佳裕(立教大学21世紀社会デザイン研究科)
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ルリユール書店について
■公式WEBサイト:https://reliureshoten.com/
■展示についてのご紹介:https://reliureshoten.com/quatresasions/
■Instagram:librairie_reliure
【『思季の本・Quatre saisons des pensées』展示本リスト】
『胞子文学名作選』 田中美穂・編 港の人 2013年 | 日本文学の中から、苔やキノコ、カビなど小さな生き物たちに目を向けた作品を集めたアンソロジー。作品ごとに異なる用紙を使い、表紙も思わず手に取りたくなるデザインが施されています。 |
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『新作能「沖宮」イメージブック魂の花‐緋の舟にのせて』 石牟礼道子・志村ふくみ他 求龍堂 2018年 | 島原の乱後のある年、干ばつに襲われた村を救うために龍神へのいけにえに差し出された少女と天草四郎の魂の交感を描いた、石牟礼道子の新作能「沖宮」。染織家の志村ふくみが舞台衣装を手掛けるにあたって、東日本大震災直後からの二人の長い交流の末に上演が実現しました。本書は石内都の写真などでこの作品を多面的に味わいます。 |
『伝藤原行成筆関戸本古今集』 二玄社 1987年 | 関戸本古今集は、古今和歌集の写本として、最も有名なものの1つだそうです。本書はその復刻で、料紙の色合いと線との兼ね合い、粘りづよい線質の素晴らしさを再現しています。元の紙は、雁皮を原料とした和紙・鳥の子紙で、濃淡の異なる緑・紫・茶・黄色に染められたものだそうです。 |
『吾輩は猫である』 (名著復刻全集近代文学館) 夏目漱石/ほるぷ出版/1970年(原著は1905~7年) | 橋口五葉による装幀の復刻本。カバーの猫も可愛らしいのですが、めくって表紙に現れる猫もまた魅力的。漱石は初めての単行本が世に出るに当たって、本の意匠に随分熱を込めたそうです。上中下の3冊それぞれの装幀が異なるため、展示期間ごとに入れ替えていきます。 |
『魔法』 坪田譲治(名著復刻全集日本児童文学館) ほるぷ出版刊 1971年(原著は1935年) | 昭和初期を代表する児童文学者、坪田譲治の最初の童話集。 |
『文鳥文庫』 文鳥社 2015年 | 日本近代文学の名作などを一作ずつ折本にして刊行する文鳥文庫シリーズ。おしゃれな白い封筒に作品が収まり、移動中などでも気軽に文学に触れられるようになっています。今季は芥川龍之介「白」、宮澤賢治「注文の多い料理店」を展示しています。 |
『かえるのごほうび絵巻「鳥獣人物戯画」より』 木島始作/梶山俊夫レイアウト 福音館書店 2021年 | 平安時代末頃に描かれたとされる「鳥獣戯画」。うさぎと蛙が相撲をとったり、うさぎが猿を追いかけたりと躍動感あふれる作品ですが、言葉がないため誰が何のために書いたどんな話なのか謎めいています。そんな鳥獣戯画に詩人の木島始が物語を添えて、子供たちにも自然に絵画の面白さを味わえるようにしています。1967年に刊行された作品の復刊です。 |
MOTHERGOOSE or the Old Nursery Rhymes, illustrated by KATEGREENAWEY | 19世紀イギリスで活躍した画家ケイト・グリーナウェイの代表作『マザーグース』。鮮やかな色彩ながら郷愁を誘う、細い線で描かれた作品たちをご覧ください。 |
『穴の本』 ピーター・ニューエル・作 高山宏・訳 亜紀書房2016年 | タイトル通り、本の真ん中に本当に穴の開いたしかけ絵本。少年が撃ったピストルで、本の真ん中に穴が開いたと思ったら、ピストルの弾は時空を超えて、世界のあちこちに穴をあけてしまいます。 |
『いきものづくしものづくし7』 福音館書店2021年 | きのこ、おっぱいをのむいきもの、はし、など様々なテーマの生き物や物をそれぞれ一人の作家が描いた贅沢な1冊。細かく描かれた迫力あるページに子供も大人もくぎづけです。 |
『森へ』 星野道夫・文と写真 福音館書店1996年 | アラスカなど、はるか彼方の地の自然と生き物たちを写真に収めた星野道夫。 この絵本では南アラスカの原生林を旅した際の写真に星野の語りを添え、大きな時の流れに読者を誘います。 |
『時をこえてひと針のゆくえ』 アナイス・ボーリュー・作 青木恵都・訳 タムラ堂2022年 | インドの小さな出版社タラ・ブックスの本の日本版です。フランスの刺繍作家がアフリカで見た環境汚染に衝撃を受け、黒いビニール袋に植物を刺繍したという驚きの作品が集められています。植物にまつわる詩のような言葉もまた魅力的です。 |
『セント・キルダの子』 ベス・ウォーターズ文・絵 原田勝訳岩波書店2020年 | スコットランドの北西に浮かぶ島、セント・キルダ島。「世界さいはて島」とよばれるこの島の歴史・習俗・自然を美しい絵で物語った本です。島で育った最後の少年の人生をたどりながら、かなたの地に思いを馳せてみましょう。 |
『耳海岸』 馬場駿吉 書肆山田2006年 | 不思議な名前を持つ句集。著者は美術批評などの仕事と、耳介欠損再建医療に携わる医師。装幀は先日亡くなった菊地信義、装画は加納光於という最強タッグ。 |
『家守綺譚』 梨木香歩 新潮社2004年 | 古い家に住む、何やら古式ゆかしい言葉遣いの青年を主人公に植物生き物、亡き人との奇妙な交流を描く梨木香歩の小説。 |
『蛙』 辻邦夫・著若山八十・口絵版画 にいがた豆本1971年 | パリの美術館で出会った婦人をめぐる、幻想譚。美しい版画と和紙の本文でできた豆本です。 |

MOTHER GOOSE

『時をこえて ひと針のゆくえ』

『胞子文学名作選』

『吾輩は猫である』